「注文の多い料理家」の家北品川の家|東京


依頼内容は、自宅で料理教室を開くこと、シーズンごとに飾り付けできる壁、
ホームパーティ用の膨大なパーティグッズを収納すること…すべて叶えました。

Photo : Nobuaki Nakagawa & Kana Tanabe 
Text : Kana Tanabe

キッチンスペースを広く取り、
参加者全員が思いっきりパーティを楽しめるつくりになっている。
キッチンスペースを広く取り、参加者全員が思いっきりパーティを楽しめるつくりになっている。
縦に細長く、狭く見える敷地だったが、
細長いハコを縦に積み上げるというアイデアでうまく利用。

一見、ビルのような作り。ワンフロア1住戸を縦に積み重ねたことで、家族同士の距離の取り方や不公平感のないスペース配分となっている。

1階がエントランス、2・3階がTさんご夫妻それぞれの親世帯、
4・5階がKさん夫婦が住んでいる。
各フロアにLDKがあり、普段はエレベーターで移動するため、
互いのライフスタイルに左右されずに生活ができる。

INTERVIEW

Tさんに聞きました

プライムに依頼したきっかけは?
新宿のOZONEに依頼をして、建築家コンペで決めました。3グループがプレゼンをして、それぞれの案や図面を見てこちらが決めるというものです。とはいえ、人を呼びたいし、私の仕事場でもあるうちのライフスタイルを図面だけで決めてしまうのは嫌だったんです。だからまずは、3グループを家にお招きして、パーティをしました。まずはご飯を食べてもらって、楽しんでもらって、うちのライフスタイルを分かってもらいたいと思いました。家族でひそひそ集まって、「誰の案がいい?」って聞いたら、満場一致でプライムでした。価値観も含めて、私たちの希望をうまく考えてくれたのがプライムじゃないかな。

プライムも何回もうちのパーティにいらしているんですよ。今思うと、プライム自身が楽しみたかったんじゃん!っていうね(笑)。家作りって信頼関係だと思うんです。家に何かあったときすぐに相談できること、長くお付き合いできることも大きなポイントですね。
テレビ番組「おもいッきりDON!」にも取材されたとか?
はい。録画見ますか?「ホームパーティ啓蒙家の家」として紹介されました。ミッツ・マングローブさんと益若つばさちゃんと、ここで一緒にプチ料理教室もやったんですよ。
料理教室では、自宅でホームパーティをすることを教えられているんですよね。
はい。見知らぬ人どうしが、料理をひとつのきっかけにしてつながっていくことが私にとってはパーティなんです。それを自宅でできたら楽しいじゃないですか。どんなに小さなパーティでも何かひとつテーマを決めることがポイント。今日は釣り師のお友達が釣ってきてくれた大きな鯛でパーティです。お刺身、かぶと煮、炙り焼き、あら汁…今日は鯛のフルコースですよ!
外国製のものをあまり使わないのですね。
私はハードユーザーなので、器材は全て既存の日本製のものを使っています。使い勝手もありますが、料理教室で習ったことを生徒さん達が家で再現できることも、とても重要なことなのですよ。ホームパーティをやるときに、シンクがテーブル代わりになるようにとか、細かい指示をしたかったので、キッチンの図面は私が描いちゃいました。
壁がにぎやかで楽しい雰囲気ですね。
オールシーズン大丈夫っていうシンプルな建築も好きですが、四季を感じなくなってしまう。 壁は好きなだけ飾り付けられるよう、真っ白でお願いしますと依頼しました。毎シーズン、季節のしつらえを楽しんでいます。
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